大兼久節|歌詞・意味まとめ

大兼久節

歌詞

一、名護の大兼久 馬走らちいしやうしや 舟走らちいしやうしや 我浦泊

 名護の大兼久は 馬を走らせて面白い場所であり 舟遊びをして楽しいのは我が名護の浦泊である

単語集

  • 大兼久 / 沖縄本島北部、名護の地名。
  • 兼久 / 砂地に由来する名称、沖縄各地に見られる
  • いしやうしや / 面白い、楽しい
  • 浦泊 / 名護湾

大兼久節について

「大兼久(ウフガニク)節」は名護の大兼久を歌った歌で、名護市のシンボルマーク「ヒンプンガジュマル」の脇には歌碑があります。琉球王国時代から戦前まで、沖縄では「馬走り(ンマハラシー/ンマハラセー)」と呼ばれる競馬がありました。名護の大兼久も競馬が行われた馬場の一つと言われています。競馬を楽しむ人々の様子、目下に広がる港を行き交う船の様子が綴られています。

三線奏者のひと言

昔節「ぢゃんな節」のチラシとしてよく演奏されます。古典音楽の中でも旋律がキャッチーだなと思うのは私だけでしょうか。大兼久の当時の賑わい、景観の豊かさなど歴史やその島の人々の暮らしまでもが目に浮かんでくるような歌詞。歌を学んで昔を知る。まさに「稽古(古を考える)」とはこのことだなと改めて感じました。

演奏動画

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