揚作田節|歌詞・意味まとめ

歌詞

一、豊かなる御代の しるしあらはれて 雨露の恵み 時もたがぬ

豊年の兆しがあらわれ  雨露の恵みも時を違うことなく降っている

単語集

  • しるし / きざし、前兆
  • 時もたがぬ / 時期を間違わない

揚作田節について

古典音楽には「作田」と名のつく音曲がいくつかありますが、「揚作田節」は豊年満作、天下泰平の御代を言祝ぐ内容がうたわれます。力強く、快活な曲想をもつこの曲は、古典舞踊の「二才ゼイ」や「松竹梅鶴亀」の松の踊りとして用いられています。

三線奏者のひと言

古典音楽の工工四・上巻に収められていて、公演の斉唱曲としても頻出のため、古典音楽の中でも新人賞(初級)あたりで習う一曲。高音域まで歌がひらがっていて、高音を鍛える練習として稽古した記憶があります。湛水流には同じ「揚作田節」でも「揚出し」と「下出し」の2つのバリエーションがあって中々演奏されませんが、ぜひそちらも一度は聞いてみていただきたいです。

演奏動画