高離節|歌詞・意味まとめ

高離節

歌詞

一、高離(シタリヌヨーンゾ)島や(ハリ)物知らせ所 な物知や(シタリヌヨーンゾ)びたん (ハリ) 渡ちたぼり(ハイヤマタ シタリヌヨーンゾ)

 高離島は苦しさを思い知らされる場所です もう十分に思い知りましたので 島の外へ渡らせてください

二、霞立つ(シタリヌヨーンゾ)山や(ハリ)梅の花盛り 風に誘わりてぃ(シタリヌヨーンゾ) 匂いぬしゅらしゃ(ハイヤマタ シタリヌヨーンゾ)

 春の霞がかかる山は 梅が花盛りで 風に誘われてくる(梅の)匂いが快い

単語集

  • 物知らし所 / 物を深く考えさせる所、ものを思わせる場所
  • な物知や / もう思い知りましたので
  • 渡ちたぼり / (島の外へ)渡らせてください
  • 誘わりてぃ / 誘われて
  • しゅらしゃ / 快い、可憐である

高離節について

『屋嘉比工工四』(現存する最古の工工四)にも記載があり、その譜は現在の高離節とほとんど変わらない。軽快な曲調が好まれ、しばしば琉球舞踊の楽曲にも用いられている。「高離」とは沖縄本島中部の宮城島のことで、上原集落の南西側にある「シヌグ堂遺跡」には「高離節の歌碑」が設置されている。

三線奏者のひと言

やたらと「シタリヌヨーンゾ」というハヤシ詞が出てくる歌です。むしろこれがクセになります。そして、「ハリ」というハヤシ詞が、一瞬時が止まった?と思わせるような絶妙なタイミングで挿入されている部分もおもしろいです。作曲の意図やいかに…

高離節の演奏動画

高離節ゆかりの地