歌詞
一、砂辺浜下りて 語らなや今宵 愛の浜風に(シュラヨ)濡れて又遊ば
砂辺の浜におりて今宵は語りたい 愛の浜風に濡れてまた遊ぼう
二、銀色ながち 月ん照り勝てぃ 波に浮く小舟(シュラヨ)勝てぃ又美らさ
銀色を流したように(一直線に)月もいっそう照り優って 波に浮く小舟もまた美しいことよ
三、浜風と連りて さざ波の踊り 千鳥唄しゆる(シュラヨ)浜や又のどか
浜風と一緒にさざ波が踊り 千鳥は歌を歌って浜はまたのどかだ
四、遊びたわふりて 更ける夜も知らん いちゃし忘れゆが(シュラヨ)恋し砂辺浜
遊びに、意中になって更けていく夜に気づかず どうして忘れることができようか 恋しい砂辺の浜よ
単語集
- 砂辺 / 地名、北谷村の西海岸沿いにある
- 語らなや / 語りましょう
- ながち / 流したように
- 照り勝てぃ / 照り輝くさま
- 勝てぃ / 見事に
- 美らさ / 美しい
- ぬどぅか / 長閑、のどか
- たわふりてぃ / 戯れて
- いちゃし / どうして〜
- 忘りゆが / 忘れることができようか
砂辺の浜について
北谷といえば、今や美浜アメリカンヴィレッジが有名ですよね。そんな北谷の美浜から少しだけ北に行ったところに砂辺という集落があり、景観豊かな海岸広がっています。そんな砂辺の浜で友または恋人と夜まで語り遊ぶ様子が歌に描かれています。作詞・作曲/喜屋武繁雄
三線奏者のひと言
実は私の祖母は砂辺の出身です。戦前は海岸でよく海水浴や貝拾いを楽しんだとか。中でも砂辺の浜で一番楽しかった遊びは、砂で坂を作ってそこにスヌイ(もずく)を敷き並べて滑り台のようにして遊んでいたそう。祖母曰く「スヌイは食べ物と思ってなかったよ」とのこと。そんな祖母も友と砂辺の浜で時間を忘れて青春を謳歌していたんだろうな…と想像が膨らみます。