花風節|意味・歌詞まとめ

花風節

歌詞

一、三重城に登て(ヨー) 手巾持上げれば(ヨー) 早船の習れや (ヨー)一目ど見ゆる(ヨンナ) 早船の(ヨー)習れや 早船の習れや (ヨ)一目ど見ゆる(ヨンナ)

 三重城に登って 手ぬぐいを持ち上げると  船足の早い船は ひと目しか見えない

単語集

  • 三重城 /    地名。那覇市にある
  • 手巾   /   てぬぐい
  • 早船の習れ /   船足の早い船
  • 一目どみゆる   /   一瞬しか見えない

花風節について

歌詞は愛しい人をの出船を見送る遊女の心情を描いているといわれている。琉球舞踊「花風」は、同節と下出し述懐節の2曲構成で踊られる。

三線奏者のひと言

今でこそ旅行や出張で遠方に足を運ぶことが容易になりましたが、その昔は飛行機もなければ頑丈な船もない。当時の旅は常に命の危険と隣り合わせで、旅に出る側も送り出す側も、ある意味“覚悟“をともなうものだったはず。“きっとまた会える“というポジティブな未来を願い、沖縄の人はその想いを歌と音楽に込めたのしょう。愛しい人を見送るの出船の船足は、とくに早く感じるものかもしれませんね。

花風節の演奏動画

花風節ゆかりの地にいってきた動画