ごえん節|歌詞・意味まとめ

ごえん節

歌詞

一、御縁あて弟ぎゃ いきあて嬉しさや うち晴て遊び 我ぬも遊ば

 ご縁があって会うことができたのは大変嬉しい。心ゆくまで遊んでくれ、私も遊ぼう

単語集

  • 弟ぎゃ / 弟、兄弟、年下
  • いきあて / 会って
  • うち晴て / 心ゆくまで
  • 我ぬも / 私も

ごえん節について

節名の「ごえん」は文字通り「ご縁」という意味。喜ばしい歌詞から縁起が良いとされ、公演などでは幕開けの斉唱として「かぎやで風節」などと一緒に演奏されます。冒頭の「御縁あて弟ぎゃ」は、単純に「弟よ」と訳すこともできるが、「弟のような存在の後輩よ」と解釈することもできます。

三線奏者のひと言

なんといっても歌持ち(前奏)が印象的で、琉球古典音楽・端節(主に上巻に収められている節)の中でもキャッチーな一曲です。意外と節回しが細かく、音程をとるのが難しいのも初心者には関門かもしれません。2023年2月の三陸アートインレジデンスで訪れた岩手県宮古市で、市長表敬訪問をした際、市長に「ぜひ一曲」と所望され「ごえん節」を演奏したのも懐かしい思い出です。

演奏動画