芭蕉布|歌詞・意味まとめ

芭蕉布

歌詞

一、海の青さに空の青 南の風に緑葉の 芭蕉は情けに手を招く 常夏の国 我した島沖縄

二、首里の古城の石だたみ 昔を偲ぶかたほとり 実れる芭蕉熟れていた 緑葉の下 我した島沖縄

三、今は昔の首里天じゃなし 唐ヲゥーつむぎ機を織り 上納捧げた芭蕉布 浅地紺地の 我した島沖縄

単語集

  • 石だたみ / 敷石を敷きつめた道路
  • かたほとり / 周辺、片田舎
  • 首里天じゃなし / 首里の王(琉球国王)
  • 唐ヲゥー / 芭蕉の繊維

芭蕉布について

沖縄戦後を代表する作曲家、普久原恒勇の作曲。作詞は吉川安一。曲は三拍子のリズムで進行する。もともとはハワイ生まれの県系3世の歌い手、クララ新川のために書かれた曲である。琉球放送(RBC)のラジオ番組「ホームソング」、NHK「名曲アルバム」などにも取り上げられ、全国各地に普及した。

三線奏者のひと言

沖縄の風景を彷彿とさせる歌い出しは、芭蕉布という楽曲のインパクトそのもの。現在沖縄では、ゆいレール「儀保駅」のBGMや民謡居酒屋、学校の音楽の授業などでも触れる機会が多い曲ですが、意外と知られてないのが芭蕉布(織物)のこと。沖縄と芭蕉布の歴史を知ると、さらに世界が広がると思います。とくに三線奏者の方々は要チェックです!

芭蕉布の演奏動画

芭蕉布の解説動画