伊集早作田節|歌詞・意味まとめ

伊集早作田

歌詞

一、蘭の匂心 朝夕思とまれ いつまでも人の あかぬごとに

 蘭の香りのような心を朝夕もちたいものである いつまでも人に飽きられないよう

単語集

  • 蘭の匂心 / 蘭の香りのような心
  • 朝夕思とまれ / 朝夕深く思え。心にとめれ

伊集早作田節について

蘭の花は、優雅で気品のある美しさと、その上品な芳香で多くの人々の心を惹きつけてきました。そんな蘭の花のように、人を惹きつけられるような人間性を朝夕いつでも心にとめておいておきたいという教訓的な意味を持った一曲です。琉球舞踊「揚作田」(二才の扇子舞)では「揚作田節」の後に今回の「伊集早作田節」が使用されます。

三線奏者のひと言

座歌(古典音楽の斉唱)では、リズムを跳ねないで演奏するのが一般的ですが、琉球舞踊では少し跳ねるようにして弾きます。沖縄民謡の登川流ではこれをさらにまた早弾きにして演奏することがあるそうです。同じ「伊集早作田節」でもシーンによって様々な演奏法があるのも沖縄の歌の面白いところですよね。

演奏動画