東里節|意味・歌詞まとめ

東里節

歌詞

肝のもてなしや 竹のごと直く 義理の節々や 中にこめて

 心の持ちようは竹のごとく実直に、義理はその節々の中に留めておいて

単語集

  • 肝のもてなし /  心の持ち方、心構え
  • 竹のごと直く /  竹のようにまっすぐ、しなやかに
  • 義理 /   道理、事柄の正しい道筋
  • 節 /   竹の節と物事の道理を掛けた言葉
  • 中にこめて /  心の中に据え置いて、心のなかに留めておいて

東里節について

東里節は、竹の実直さを人に例えた歌です。現在も裏表のなく素直な人を「竹を割ったような人」と言うように、人柄を竹に例えた物です。演奏会では特に、松竹梅(揚作田節・東里節・赤田花風節)としてまとめられ祝儀曲として演奏されます。「心の持ちようは竹のように実直に、義理はその節々の中にこめて。」人としてこうありたいと願う当時の人の心ばえが垣間見える一曲です。

三線奏者のひと言

竹は節があることで強度と柔軟性を保つことができるそう。それと同じように、人間もさまざまな節目を超えて成長できるのかななんて思いますよね。それにしても歌を通して先人から学ぶことがとても多いなと改めて感じるこの頃です。

東里節の演奏動画

東里節を語ってみた動画