金武節|意味・歌詞まとめ

金武節

歌詞

一、久葉や金武久葉に 竹や安富祖竹 やねや瀬良垣に はりや恩納(ヨンナヨー)
 久葉は金武の久葉 竹は安富祖の竹が良く 屋根(骨組み)は瀬良垣で 張りは恩納が良い

単語集

  • 久葉 /   ヤシ科の植物。和名はビロウ
  • 金武、安冨祖、瀬良垣、恩納 /    地名。沖縄本島北部にある
  • やねや /   笠の骨組み

金武節について


金武を出発し安富祖、瀬良垣、恩納までの道のりを、クバ笠(ビロウで作られた被り物)の製作過程になぞらえて歌ったもの。組踊では、道行歌(道中や旅中の情景を歌ったもの)として、しばしば金武節が用いられ、物語に沿った歌詞で歌われることが多い。

三線奏者のひと言

古典音楽のなかでも端節(ファーブシ)といって、歌詞を変えて歌われることが多い。むしろ演奏活動をしていると、金武節を曲単体で歌うとことや本歌で歌うことって意外と少ないんですよね。逆にいろんな歌詞に自然とマッチするのが金武節の魅力だとも言えるでしょう。

演奏動画